リフレクソロジーの歴史

 

リフレクソロジーの発祥の地ははっきりとはわかっていません。

エジプトであるという説、中国であるという説、アメリカであるという説、様々な説が存在しますが、


今から4000年以上も昔、紀元前2500年ごろの古代エジプトでこのような壁画が描かれていた事が発見されています。

人と人が手揉み、足揉みを行っていますね。

これは医師の墓に描かれていた絵のようで、古代から足を揉む療法が行われていた事が推測されます。


記録に残っているものでは、この古代エジプトの壁画が最も古いもののようです。


また、中国医学最古の文献に"観趾法"と呼ばれる足の反射に基づく療法の記述があった事も発見されています。


リフレクソロジーのルーツというのははるか昔から存在していたようですね。

 

古代から存在していたとされる足もみ療法を最初に理論化したのがアメリカ人医師のウィリアム・フィッツジェラルド博士です。


20世紀初頭、まだ麻酔技術が確立されていなかった頃、彼は手術中の患者が痛みに耐える為にベッドに手や足を押し付けているのを発見しました。

手や足に圧をかける事で痛みが和らぐという事に注目し、その後、手や足への刺激が内臓の機能回復を促すことも解明していきます。

 

さらに、ウィリアム・フィッツジェラルド博士は「ゾーン・セラピー」という本を出版し、その後、開業医を対象にしたセミナーも開始。

当初、彼の理論は医師達からあまり注目されなかったようですが、彼のセミナーに参加していたある人物の助手が後にリフレクソロジーを世界に広める事になります。

 

ある人物というのは、

 

ウィリアム博士のセミナーに参加していたジョセフという医師とその妻。

この2人の助手を務めていたのがユーシス・インガム女史

彼女こそが「リフレクソロジーの母」としても知られている人物です。



その後、インガムの弟子たちがイギリス、ドイツ、スイスなどにリフレクソロジーを広めていきます。

台湾式の足反射療法を築いた中心的人物である台湾の若石神父もスイス人であり、彼にリフレクソロジーを教えたのがインガムの弟子だった事を考えると、台湾式の足反射療法に関してもルーツはアメリカにあるようです。

 

 



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