西洋式?東洋式?英国式?

 
今回はリフレクソロジーの種類に関してお話していきたいと思います。
 
リフレクソロジーには大きく分けて西洋式東洋式の2種類があります。


日本のリフレクソロジーのお店では主に東洋式が行われていることが多いです。

東洋式は、指の関節を使って、ある程度痛みを与えて刺激する方法ですね。



イタ気持ちいい感覚です。

それに対して、西洋式は主に親指の腹を使います。

サムウォーク(親指歩き)というテクニックが主ですね。

私がイギリスで受けたリフレクソロジーは撫でるというよりも摩(さす)るに近い感覚で、イタ気持ちいいとは程遠い感覚でした。

何故、これだけ西洋式と東洋式で大きな違いがあるのでしょう?
 

 

西洋の多くの国では、自宅(家)の中でも靴で過ごす事が多いです。



自宅ですら靴によって足が過保護に守られている状態。

それに対して東洋の国では、自宅(家)では靴を脱ぐのが当たり前で常に床や畳、絨毯などから直に刺激を受けながら過ごしています。



このようなそれぞれの生活スタイルの違いから、

普段から足裏への刺激に慣れていない西洋では、

痛み=ストレスと考える風潮が根強くあり、その為、サムウォークのような柔らかい刺激によるリフレクソロジーが主流となっています。

一方で東洋では、「良薬口に苦し」という言葉もある通り、

薬は苦くなければ効かないという考えと一緒で、足裏への刺激もある程度痛くなければ効かないという考えも昔から根強くある関係で、
関節によるある程度の痛みを伴う刺激が好まれて行われているという事なんですね。


ちなみに、英国式リフレクソロジーなんて言葉もあります。

これに関しましては、

英国式という名前だからといって、イギリスで行われているリフレクソロジーのやり方というわけではなく、

英国でリフレクソロジーを受けたことに感銘を受けたある日本人起業家が、日本にリフレクソロジーのを持ち込んで日本でリフレクソロジーのサロンをオープンさせようとした時に、いわばキャッチフレーズ的にこの「英国式」という言葉をつけて広まったものです。

【今日のまとめ】

リフレクソロジーは大きく分けて東洋式西洋式があります。

日本においては、東洋式を好む方が多いということを覚えておくと良いと思います。

日本でも、年配の方や刺激に弱い方などに対しては、柔らかい西洋式でリフレクソロジーをしてあげると良いでしょう。