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ロンドンで受けたリフレクソロジーの印象

こんにちは。今澤です。

 

足裏の反射区への刺激は脳へと伝わり、脳を経由してそれぞれの反射区に対応する器官や臓器へと伝わると考えられています。

スポーツの試合で、監督やコーチが選手の背中をポンと叩いて気合いを入れている場面をよく見かけますよね。

ポンと叩かれた場所は背中ですが、別に背中の状態を良くしようとしているわけではなく、背中への刺激が脳へと伝わり、精神面が活性化され気合が入るわけです。

足裏反射区への刺激もこれと同じように考えるとわかりやすいかもしれません。

例えば、肩の反射区を指で刺激すると、その刺激の信号が脳へと伝わり、実際の肩周辺が活性化され肩こりの症状などが緩和されるわけです。

刺激イコール活性化となるわけですから、活性化させる為に、まずは脳が刺激を認識できなければ意味がありません。

私が以前、ロンドンでリフレクソロジー施術を受けた時のことです。
 

 

施術者は足裏をさする位の弱い刺激で終始施術を行っていました。
 

「こんなんでいいんだ・・」

それがその時の私の正直な感想でした。


施術後の印象ですが、精神面はだいぶリフレッシュできたものの、体は正直あまり施術前との変化を感じませんでした。

なぜ、イギリスのセラピストは弱い刺激しか足裏に施さないのか。

後々知った事ですが、これは私達日本人の生活スタイルと欧米人の生活スタイルの違いが関係していたんですね。

私達は家に帰ったら玄関で必ず靴を脱いで、靴下なり裸足で生活をしています。

つまり、家の中で足裏は靴から守られずにフローリングなりカーペットなり畳なり部屋と部屋との段差なりからほぼ直接的に刺激を受けながら生活をしているわけです。

それに対して欧米人の多くは、家の中で靴を履いたまま生活をします。

家の中でさえ足は靴から守られているわけです。

つまり、普段から刺激に慣れていないので、欧米人向けのリフレクソロジーは弱い刺激でも脳が刺激として認識しやすい。

そのやり方を普段から足裏への刺激に慣れている日本人が受けると物足りない刺激となり、脳にも刺激が伝わりにくく、

結果、活性化されにくい

と、なってしまったのではないでしょうか。


逆に、欧米人にアジア式の刺激で施術をするとどうなるでしょう?

これは、刺激ではなく、単なる痛み、

イコール、ストレスとなってしまうでしょう。

欧米人に限らず、刺激の度合いには個人差がありますから、


「痛気持ちいい」

を目安に刺激するのが活性化に良いと思いますよ。